CROSS † CHANNEL

メーカー・スタッフ

FlyingShine

ストーリー

学院の長い夏休み。
崩壊しかかった放送部の面々は、
個々のレベルにおいても崩れかかっていた。
初夏の合宿から戻ってきて以来、
部員たちの結束はバラバラで。
今や、まともに部活に参加しているのはただ一人という有様。

主人公は、放送部の一員。
夏休みで閑散とした学校、
ぽつぽつと姿を見せる仲間たちと、主人公は触れあっていく。    

屋上に行けば、部長の宮澄見里が、
大きな放送アンテナを組み立てている。
一人で。
それは夏休みの放送部としての『部活』であったし、
完成させてラジオ放送することが課題にもなっていた。
以前は皆で携わっていた。一同が結束していた去年の夏。
今や、参加しているのは一名。    

そんな二人を冷たく見つめるかつての仲間たち。
ともなって巻き起こる様々な対立。
そして和解。
バラバラだった部員たちの心は、少しずつ寄り添っていく。      

そして夏休み最後の日、送信装置は完成する―――
装置はメッセージを乗せて、世界へと―――

画像

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通販

CROSS CHANNEL
CROSS CHANNEL

雑感

 おそらく2003年のエロゲーのなかで最高の評価を受けたゲームがこのCROSS † CHANNELになります。
 シナリオの田中ロミオは名作として知られる家族計画や加奈なんかをかいた山田一さんが会社しばりで山田一を使えないために使うことになった名前で、当然のようにテキストやストーリー、キャラや伏線とその回収などなど凡百のエロゲーとは一線を画する出来になっています。
 ただ、全体的な雰囲気が合う人、合わない人がいるようで当然ですが雰囲気に合わない人の評価は下になってしまいます。下ねた全開の主人公の言行とか奇行なんかが合わないって人も少なくないようで。
 内容ですが、メーカーの説明とかみると普通の純愛ゲーのように思えますが全く違います。いろいろ衝撃があるので、次からのバレは遊んでない人はみないほうがいいかも。
 まず、登場人物ですが主人公も含め、ヒロイン友人全てが俗に言われる異常者、一般社会で暮らせないから隔離されています。また、このゲームの世界ではこんな異常者が大分いまより増加しているようです。重度の症状の人は自分以外の全てを世界から締め出している感じの描写がありますが、出てくる人に関しては日常に関してはそれほど異常は感じさせません。ただ、はしばしにそれぞれの異常な部分は描かれています。
 物語としては、たとえばYU-NOだったり、SF小説のようだったりといえばいいのか、主人公たちが合宿からかえるとそこは本来の世界ではなく、また、そこでは全ての人が死に絶えていた。僅か数人で生きることになった主人公たちの行動は?といった感じで、決められた日数を繰り返しながら謎をだんだん解明していきます。合宿からかえったあと、数日したらかならずまたかえった時まで巻き戻り、主人公をはじめ登場人物たちの記憶も巻き戻されるので巻き戻されたこと自体を覚えておらず、そんなことが幾度となく(数百かもしれないし数万かもしれません)繰り返されていて、プレイヤーが見ることになるのはその中のいくつかのパターンになっているようです。  
 このゲームに関しては、萌えもあり、音楽も良質で総合的にみて個人的には名作ランクのトップ3にくるほどの出来だとおもっています。

発売日

2003-09-26

Copyright FlyingShine